靴を履くというのは、毎日のこと。特に子どもは、お出かけ先で何度も靴を脱いだり履いたりしますよね。
せっかく足に合ったいい靴を選んでも、間違った履き方を続けていると、ケガや足の成長を害する原因となってしまいます。
正しい靴の履き方
最初はママが実践、そして一緒に練習、だんだん子どもが一人で正しく履けるようになるように応援していきましょう!
- 靴を履くときは、必ずマジックテープを外して、広く開口部を開けます
- 開口部から足を入れます
- かかとをトントンして、靴のかかとに足をフィットさせます
- マジックテープをとめて足を固定します
マジックテープは、必ず開いてから履くことが重要。マジックテープを留めた状態で足を入れ込むと、しっかりと足が固定できなくなるのでやめましょう。
また、多くの人が習慣的にする、靴を履いた後の「つま先トントン」は、靴の形が崩れるだけでなく、本来足が入るべきでないつま先あそび部分に足指が入ってしまうことがあり、足に良くない影響を与える原因になるので避けましょう。
玄関で余裕を持つことで、未然に子どもケガを防ぐことに
子連れでお出かけの時、玄関で靴を履くのにどれくらいの時間をかけていますか?
3分?5分?……もしかしたら10秒!なんていうツワモノのママもいるかもしれませんね。
実は、玄関で過ごす朝の時間が、子どものケガを防ぐためにもとても大切なんです。
- ほどけた靴ひもを自分で踏んでしまって、転びそうになった!
- 靴のかかとを踏んづけて歩いていたら、いつの間にか靴がすっぽ抜けてしまった!
なんていうヒヤリ体験、多くのママが小さい頃に経験したことがあるのでは?
子どもの足に合った靴選びができていても、その靴を正しく履けていないと、つまずいたり転んだりするだけでなく、思わぬ事故の原因にもなるんです。
正しく靴を履かせて安心してお出かけするためにも、できるだけ余裕をもって玄関で準備することを習慣づけましょう。
日々、靴の状態をチェック
子どもの足の健やかな成長を守るために、正しい履き方だけではなく、次の靴選びのためにも、玄関の靴をこんな視点で日常的にチェックしてみましょう。
- かかとを踏んでいませんか?
- ひも靴のひもを、ひとりで結べていますか?
- マジックテープの粘着力はだいじょうぶですか?
子どもが1歳、2歳、3歳と成長するにしたがって、ママの靴選びの経験値も上がっていきます。
なんとなく「この靴は履くのに時間がかかっているな」「この靴は履きやすそう」という勘も磨かれて、毎朝の靴のローテーションも定まってきます。
この「履きやすそう」というポイント、実は靴選びの大切な条件のひとつでもあるんです。
ささいな靴のサインも見逃さないで
玄関先に置いてある子どもの靴のかかとが潰れていたり、特定の箇所だけボロボロになっていたりしませんか?
それは子どもの「ママ、履きにくいよ!」というサインかもしれません。
靴が履きにくいと、かかとを踏んだり、いい加減な履き方をしてしまって、子どもが靴をきちんと履かなくなってしまいます。
いい加減に靴を履いてしまうと、転倒の危険があるだけでなく、歩き方や姿勢まで変えてしまう恐れがあります。
ささいなことのように思える靴のこうしたサインも見逃さずにチェックしたいですね。
毎日の習慣が大切な子どもの足の成長につながります。
正しい靴の履き方と毎日のチェック、ぜひ実践してみてください。
- 児玉 はなえ
- 関西在住、女の子ひとりの母。 海外ラグジュアリーブランドのマーケティング担当を経て、フリーランスに。 マーケター、ライター、イラストレーターとして、子育て中心の働き方をしています。 趣味はゴスペル、ピアノ、海外ドラマ。早稲田大学卒。