イベントレポート

子どもがいるから笑顔で働く!赤ちゃんが好きが強みになる、おひるねアート講師という働き方

「今日は9か月の娘も一緒です。後追いがあり、おんぶしていたほうが話しやすいので、このスタイルでよろしくお願いします。」
そう言って登場したのは一般社団法人おひるねアート協会代表理事の青木水理さん。
ママの背中から好奇心たっぷりのお顔をのぞかせているお子さんの様子に「かわいい~!」と会場からは歓声があがりました。

2019年、全国を飛び回るなかで第3子を出産。
働きながら子どもを産み育て、自分も成長できる環境作りを体現している青木水理さん。
全国550人を超える「おひるねアート講師」の働き方について伺いました。

※2019年12月12日大手町で開催した【PowerWomenFes!2020】Specialステージトークのレポートです。


目次

  • 外出できない…から始まった「おひるねアート」
  • ひとりで始めたおひるねアートを『協会』に
  • 認定講師として協会に所属するメリットとは?
  • おひるねアート講師適正チェック!
  • 働き方や収入など、色々な働き方が選べる魅力
  • おひるねアートをより多くの人に、より楽しんでもらうために

プロフィール



日本おひるねアート協会 代表理事 青木水理さん

元トリマー。長女の出産をきっかけに保育士&ベビーサイン講師の資格を取得。

長男出産後、趣味で撮り始めたおひるねアートが各メディアに取り上げられ、テレビCMや広告などに起用される。

現在は日本おひるねアート協会の代表理事として講師育成や、企業への作品提供、おひるねアートイベントのプロデュースなどを行うほか、おひるねアートスタジオSTORYの総合プロデューサーとして多忙な日々を送る。
小学校6年生の長女、小学校1年生の長男、9か月の女の子、3人の子どものママ(※2019年12月時点での年齢)

外出できない…から始まった「おひるねアート」

赤ちゃんに背景や小物を付けて赤ちゃんと一緒に作るアート写真のことを『おひるねアート』と呼んでいます。

カメラの技術も美術の知識も無かった主婦の私が『おひるねアート』を始めたきっかけは、ちょうど8年前の夏でした。
息子が生まれた直後で上の娘は幼稚園の夏休み。
新生児がいる上に外は暑く、どこにも出かけられず家の中で暇を持て余していました。
写真を撮るのは好きだったので、何かおもしろい写真の撮り方ないかな、とネットで検索したところ、赤ちゃんに背景をつけて真上から撮影している海外の方の投稿が目にとまり、真似して撮ってみたのが『おひるねアート』の誕生につながりました。

ちょうどロンドンオリンピックが始まった頃で、生後27日の息子を水泳選手に見たてて撮影してみました。
ミクシィ(当時子育てママに大人気だったSNS)に写真をアップしたところ、友達からの反響も大きく、その後専門のブログを立ち上げ、1日1記事1写真、おひるねアートの写真を更新していきました。

最近のおひるねアート撮影会では、おうちでは撮れないような豪華な背景が人気ですが、始めた時はブランケットやロンパース、お姉ちゃんの洋服など、家の中にあるもので楽しんで作っていました。

ブログに注目していただき、おひるねアートを楽しむママとしてメディアの取材を受けたり、書籍の出版も決まりました。
夏から始めたおひるねアートが12月には出版が決まり、年明けの3月には書籍が完成するという、思ってもいない展開になりました。

ひとりで始めたおひるねアートを『協会』に

ひとりで始めた活動ですが、企業からお声がけいただく仕事が多くなり、個人での仕事に限界を感じたこと、他の人にも広げて活動を大きくしていきたいと思い『協会』を立ち上げました。
一般社団法人日本おひるねアート協会は現在7期目を迎え、おひるねアート協会の認定講師は北海道から沖縄まで全国に560名誕生しています。(※2019年12月の人数)

講師になるには協会の『講師育成プログラム』に参加して、資格を取得していただきます。
毎年100名ほど講師を育成しており、講師育成プログラムには私が直接現地に足を運んでいます。
明日は広島で講師養成講座があるので、娘と一緒に広島に行ってきます。
娘の妊娠中にも全国を飛び回って、講師の皆さんに直接お会いしていました。

認定講師として協会に所属するメリットとは?

おひるねアート講師の活動形態は『個人事業主』になります。
ただ、協会に所属することが強みであり、おひるねアート協会の魅力であるとも思っています。

私自身、以前他の協会の講師として活動していたこともありますが、個人事業主、フリーランスとして法人に対する営業の難しさなどを痛感していました。
そして自分が法人になってから分かったことですが、相手が個人だと仕事をしにくいという事実もあります。
協会という法人に所属することで、個人事業主てあってもバックがついているという強みが得られます。
法人としての後ろ盾があるので、例えばお客様へ怪我をさせてしまったり、カメラを壊したりしたときに、協会で加入している保険から補償が出るようになっています。
個人では賄いきれないサポートが受けられるのは、協会に所属するメリット、働きやすさにもつながると思っています。

おひるねアート講師の8割が赤ちゃんのいるママですが、実は事務局スタッフも8割はお子さんがいるママ。
在宅ワークやリモートワークなど赤ちゃんと一緒に働ける環境から、全国の講師をサポートしています。

おひるねアート講師適正チェック!

『赤ちゃんが好き』ということが大前提で、かつ『写真が好き』『何かを作るのが好き』という方におひるねアート講師が向いていると思います。

赤ちゃんがいることが強みになる理由としては、自分のお子さんをモデルに出来るという点があります。
わが子がいるからこそアートの意欲が沸く、という講師も少なくありません。
企業の宣伝に使うアートであれば、自分の子がモデルデビューということも、ママにとってはモチベーションがあがりますよね。

赤ちゃんがいるからこそ働けないのでは…と考える方もいるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?

例えば誰でも預けられるように保育園をたくさん作り、出産してもママが働ける制度が整ったとして、ママの気持ちはどうでしょう?
働きたい気持ちはあるけれど、今は赤ちゃんと一緒に過ごしたい。そんな気持ちが大きいママもいることでしょう。

私自身赤ちゃんが好きで、上のふたりは幼稚園に入るまで一緒に過ごしていましたし、今日おんぶしている次女も全国の出張に連れて行っています。
もちろん仕事なので子連れでは大変なこともあり、少なくない苦労もありますが、それでも喜びも二倍になりました。

社会貢献しながら、ママが子どもと一緒に働ける仕事をしたい。
この想いも協会を作ったひとつの理由です。

働き方や収入など、色々な働き方が選べる魅力

多様な働き方を選べることも、おひるねアート講師の魅力です。
例えばお仕事のペースを自分で調整できます。
夏休み期間中はまるまる休む方もいれば、前半は休んで後半働く、など自分で選ぶこともできます。
収入面も扶養範囲内で働きたいのか、扶養から外れたいのかというご本人の希望にもよりますが、
積極的に稼働して生活費も稼ぎたい、という講師には企業さんとのお仕事も協会から紹介しています。
中には一日の単価が7~8万円、月商40~50万円を目安に稼働している講師もいます。
一方で家事育児と両立しながら、自分のペースで働きたいという講師もいます。

おひるねアートをより多くの人に、より楽しんでもらうために

今まで講師養成プログラムは4日間のスクーリングが必要でしたが、前半2日間の講義をオンライン化しました。
ご自身やお子様の予定に合わせて、ご自宅で好きな時間に受講することができます。
(課題発表、実技指導の2日間は集合学習となります。)

講座の半分をオンライン化したことにより、開催の幅も広がりました。
今までは福岡や大阪、名古屋など大都市での開催がメインでしたが、今後は神戸や香川でも講師養成プログラムの開催が決まっています。

他に『おすわりアート』の資格も始めました。
お子さんが『おすわり』で撮れるフォトスポットを作ることで、ごろんと寝ころべなくなってきたお子さんにも楽しんでもらえるようになりました。
アートでの撮影を楽しめるお子さんの年齢層が広がると同時に、講師の仕事の幅にも広がりが生まれています。

今日、隣のイベントスペースでは『おひるねアート』「おすわりアート」の撮影会も同時開催しています。
担当講師は、講師養成プログラム第1期生のメンバーたち。おひるねアート講師の働き方に興味がある方は、長く活動を続けている講師たちにぜひ話を聞いてみてくださいね。

おひるねアート講師になろう!というLINEアカウントもあるので、まずは色々な講師の働き方を知ってもらえると嬉しいです。

編集後記

おひるねアート講師適正シート【回答】をご覧ください。
取得する資格が同じでも、こんなに多様な『講師のタイプ』があることに驚きました。
好きや適性、希望に合わせて自分で働き方を選んでいくことができるのは、協会という後ろ盾やサポートがあり、何よりも全国に仲間がいるからこそ。

赤ちゃんが好きで目の前のママに喜んでもらいたい、そう願いながら活動するひとりひとりの講師がいるからこそ、おひるねアートを楽しむママもどんどん増えています。

子どもがいるから笑顔で働く姿を体現している青木さんをはじめ、赤ちゃんがいることを強みに自分らしく働いているおひるねアート講師たち。
その活躍は、ママを楽しませてくれるだけではなく、ママになったからこそ、女性が自分らしく働くという勇気を届けてくれています。

先輩講師の声を配信中!おひるねアート講師になろう!LINE公式アカウント

https://line.me/R/ti/p/%40vxm2420l

撮影協力


渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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